社長×従業員座談会~東京編~

武田 義秀
代表取締役社長
1982年日本ハム株式会社入社。管理部門にてキャリアを積み重ね、2023年 日本ハムビジネスアソシエ株式会社 取締役に就任。2025年4月、日本ハムビジネスアソシエ 代表取締役社長。

M・Y
東京経理サービス部
東京経理サービス2課
2021年入社 (新卒)
入社以来、日本ハム株式会社の経理業務を担当し、2024年より食肉加工品の製造販売関連のグループ会社に担当変更。趣味は平日が映画鑑賞、週末は外出や旅行とメリハリをつけている。

K・O
東京経理サービス部
東京経理サービス2課
2019年入社 (新卒)
入社以来、日本ハム株式会社とシステム関連のグループ会社の経理業務を担当、2025年の異動で日本ハム株式会社と設計・工事監理関連のグループ会社に担当変更。趣味は球場での野球観戦。

T・K
東京経理サービス部
東京経理サービス5課
2023年入社 (新卒)
入社以来、販売関連のグループ会社の経理業務を担当。2025年の異動に伴い、物流関連のグループ会社の経理業務を行う。趣味はランニング、フットサル、映画鑑賞。

C・N
人事サービス部
東京人事サービス1課
2020年入社
(キャリア採用)
日本ハム株式会社の人事給与を担当し、社会保険と通勤手当のチームリーダーを務める。趣味はキーボードなどの楽器演奏。

R・H
保険統轄部
東京営業所
2024年入社
(キャリア採用)
個人のお客様の保険の対応や、各グループ会社従業員の社宅の保険締結を担当。趣味は観葉植物とコーヒーを美味しく淹れること。


何のためのルールなのか
人の役に立つために当たり前を見直す
何のためのルールなのか
人の役に立つために当たり前を見直す
Q仕事にやりがいを感じる瞬間は?

T・K
私も、人に頼りにされるとうれしいです。また、最初何のためにやっているか分からなかった業務も、徐々に「この業務はこのためにやっているんだ」「ここにつながってくるんだな」という全体像が見えてくるようになると、やりがいや達成感を感じます。

C・N
私は繁忙期を乗り越えた時です。課の全員で取り組むので、達成感がありますね。繁忙期が終わったら社内コミュニケーション制度を使った部署の飲み会などでお互いを労います。

R・H
私は、ただ保険の手続きをするだけではなく、何気ない会話にもアンテナを張り、ご契約者様にメリットがある提案があれば積極的にお伝えしています。その提案が受け入れられて、ご契約者様から感謝の言葉を頂いた時にやりがいを感じます。

M・Y
具体例で言うと、ある勘定科目でずっと使われていた精算書のフォーマットがあったのですが、申請者側の目線からすると少々分かりづらく、差し戻しが多く発生しているものがありました。そこで、申請者の方が入力しやすいように新しいフォーマットを作って、今それを全社で使っていただけるようになったことは、大きな達成感になりました。
皆さんの話を聞いていて、私も同じようなことにやりがいを感じていたなと懐かしい気持ちになりました。それぞれの仕事で自分の能力を発揮していろいろな人々の役に立ち、自分自身も成長することがやりがいにつながるのだと思います。

武田
私が皆さんと同じ年代の頃に阪神・淡路大震災が起きた時、神戸の販売部で経理を担当していました。街が被災し、上司の課長が何日も出社できず、当時は、電話とFAXしかない時代で連絡もままならない状況になりました。通常の経理の承認は取れませんし、「会社に申請している通勤経路が使えないので、別の経路でタクシーを使っていいか」といった営業所からの様々な問い合わせも殺到しましたが、判断する人がいない。困っていたところ、出社ができていた営業課長に、管理系業務の日々の判断を任されました。やりがいとともに怖さもありましたが、この時の経験は非常に大きな学びとなりました。
ここで学んだことは、判断軸を何にするかということと、決断のタイミングの大切さです。非常時で規程やルールに当てはめようがないケースが多発する中、この時の私の判断軸は「従業員の安全」でした。余震が続き、不確実な情報があふれる状況で、確実な情報をいつまで待つか、どこで決断するかという判断も迫られました。ルールそのものをなぞることよりも、何を目的とするルールなのか、本来の目的を達成するためにはいつ決断するのが適切か、といったことを考えるきっかけになりました。
皆さんに伝えたいのは、ルールがこうなっているから、上司に言われたからではなく、今自分がやっている仕事は何のためにあるのか、ということを常に考えて取り組んでほしいということです。Yさんの精算書のフォーマットの変更の話は、まさにそれをやってくれていますね。実態に合わなくなったルールは変えるべきですし、そういった意見はぜひ積極的に出していただきたいです。また、頼られること、任されることや抜擢されることを、ぜひ意気に受け止め、嬉しく感じて挑戦してほしいです。そのためには、上司側にもリスクを取る度量が必要ですし、部下の不安を取り除いたりバックアップする姿勢を見せることが大切だと思っています。


一人ひとりの意見を尊重し、若手が活躍できる環境がある
一人ひとりの意見を尊重し、
若手が活躍できる環境がある
Q当社の魅力を感じるところは?

R・H
いい意味で上司や先輩との距離が近いので、業務で困ったことがあっても話を聞いてもらえる環境があることにすごく救われています。時間がない時でも時間を割いて教えていただけますし、繁忙期も、部署内でフォロー体制が整っていたことで乗り切れました。

K・O
大阪でも同じように話を聞いてくれる上司、先輩の方ばかりでした。

M・Y
私は、入社してから簿記の資格を取りましたが、ある程度会計の知識が身に付いていた2級より、何も知らなかった3級の時の方が勉強は大変でした。分からないところがあれば、簿記の教科書を持って上司に聞きに行き、いろいろ教えていただきました。先輩にたくさん助けていただいたので、もし簿記がわからない新入社員の方がいたら、私も気持ちに寄り添ってアドバイスできたらと思っています。

C・N
型にはまったやり方を押し付けられるのではなく、一人ひとりの意見を尊重してくれるので、皆で意見を出し合って解決策を作り上げるなど、若手社員が活躍できる場があると感じます。

キャリアアップや属人化防止につながるジョブローテーション
キャリアアップや属人化防止につながる
ジョブローテーション
Q今後会社が発展していくためには?

K・O
私は今回異動して、数年に1回はジョブローテーションがあった方がいいんじゃないかと思いました。属人化を防げますし、誰が来ても対応できるようマニュアルを作るとか、ルール自体を見直すきっかけにもなりそうです。異動による新たな出会いもあり、自分に合った場所を見つけることができると思います。

M・Y
色々な会社を担当すると、会社ごとの特色を知ることができるのが良いなと思います。長年同じ会社を担当することにもメリットはあると思いますが、業務に慣れるあまり、新人さんの気持ちがわからなくなってしまうのではないかなと。3年くらいでジョブローテーションがあると、常に新たな気持ちで勉強していける気がします。

T・K
私も最近異動になりましたが、前の課でもっと業務の範囲を広げようという目標があったので、そこが道半ばになったのは少し残念です。ただ、自分のキャリアアップにつながるいい経験が積めると、今はプラスにとらえています。
経理や給与計算は、お金を取り扱う仕事ですから、一般論として、頻繁にジョブローテーションを行った方が不正などの防止につながりますし、Oさんの言う通り属人化が解消され、シェアードサービス事業に期待される業務の標準化にもつながりますから、どんどん行っていった方がいいと思っています。

武田

C・N
人事と経理は業務の内容がつながっていることも多いので、私も経理サービス部へ異動してみたい気持ちがあります。昨年、人事と経理で、お互いの業務について勉強会がありましたし、双方向の連携はもっとあってもいいんじゃないかと思います。
部門間のジョブローテーションですね。私自身、何度か異動も転勤もありました。いろいろな仕事を覚える以上に、多くの方と知り合えたことが一番の財産になったと感じます。何でも自分でできるのもすごいことかもしれませんが、自分に無い知識や経験を持つ方々と大勢出会い、そしてその力を自分に貸してくれる関係を多く築けることも、仕事をする上ではとても大切だと思っています。

武田


尊敬できる先輩を目標に
真のエキスパート&コンシェルジュ集団に変容していく
尊敬できる先輩を目標に
真のエキスパート&コンシェルジュ集団に
変容していく
Q将来のキャリアビジョンは?

C・N
私は、今の業務の範囲が狭く・深くといった状態なので、もっと視野を広げていきたいです。いろいろな知識を深めて、エキスパート集団の一員となるのが直近の目標です。

T・K
私も、今はまだできない仕事が多いですが、異動先でも頼りにされるような存在になっていきたいです。

R・H
私も、新しく入ってきた方から相談されるような存在になりたいです。相談した時に解決策を一緒に考えてくれるような先輩がいて、そうなりたいなと思います。また、同じチームに育休から戻られた先輩がいて、子育てしながら仕事を続けている姿を見ると、将来を考えた時に安心感があります。目標となる方が近くにいるのは心強いです。

M・Y
私の周りにも尊敬できる先輩が多く、傾聴する姿勢など見習いたいところがたくさんあるので目標にしています。また、業務に関係あるかどうか分かりませんが、あって損はないスキルだと思いますので英語を勉強したいと思っています。

K・O
私の異動先は新設された課なので、まずは目の前の目標を達成し、軸となるものをつくって広げていきたいです。そしていつかは、ライフサービス事業部などの仕事も経験してみたいという気持ちがあります。これまでの経験を活かして新しい仕事などを提案できる、部署間の懸け橋のような存在になれたらいいですね。
当社で働く皆さんそれぞれの将来に向けた前向きなビジョンを聞くことができて非常に頼もしく思いました。

武田
当社は、グループの中で唯一の機能を持つ会社になれると考えています。
私たちが目指す姿は、ニッポンハムグループが本業に集中できるよう、専門的な支援を行うエキスパート集団になることと、グループ内外の皆さんの課題を解決できるコンシェルジュ集団になることです。
元々、シェアードサービス事業部は各社のバックオフィス機能、その実務を「補う」「支える」「助ける」という性質を持っていました。しかし受託会社が増え多くの事例を学ぶことができる今、真のエキスパート集団となるためには、課題解決の提案をより積極的に行うなど、実務を「けん引する」立場に変わらなければいけないと思います。
ライフサービス事業部はグループ各社にもっと頼りにされる存在になる素質を持っています。各社に、リスク対応策や喜ばれる支援策、従業員の方々が安心して働けるサービスを、もっと提案し寄り添いながら提供できるはずです。真のコンシェルジュ集団となるため、もっと広く認知していただき、ニーズを捉え事業内容を充実させ、ノウハウを磨き続けなければなりません。
両事業とも、お客様に対する「この人たちのために役に立ちたい」という意識はモチベーションとして絶対に欠いてはならないものですが、さらに一歩進んで、この仕事でグループをけん引する意識を皆さんには持っていただきたいです。それが私の思いです。

K・O
私は、今年の春、大阪本社から東京支社に異動になりました。先日、大阪で担当していたグループ会社の窓口の方に東京で直接お会いでき、「いつもありがとうございます!」「助かっています!」という言葉を次々とかけていただけたことがうれしかったです。自分の仕事が誰かの役に立っていると実感した時にやりがいを感じます。